医療分野では一般的には混合診療は認められていません。混合診療とは保険適用診療と保険適用外診療が併用されることを指していますが、この保険適用外診療が自由診療と呼ばれています。
しかし、原則的には混合診療は禁止ということになっていますが、歯科分野については認められてきました。保険で適用される材料を利用した義歯よりも綺麗で長持ちする材料を利用した義歯などを勧められのはその例です。
保険適用診療のメリットは治療費が安く済むことですが、満足の行く材料を使用したり治療法も画一的になってしまいます。自由診療のメリットは自由に使用する材料や治療法を選択できるものの治療費が高額になってしまうことです。
虫歯を治療する、しっかり噛めるようにするなどの最低限の治療であれば保険適用診療でも構いませんが、長期の予後を考えてみると保険適用診療よりも自由診療のほうが優れていることが歯科分野については多いと考えられます。お金に余裕があるならば、歯科分野では自由診療のほうがいいと考えていいでしょう。